そろそろ冬支度

西風が強く、釣りにならない地域の方は そろそろ冬の支度をしましょうか。
1:キャブのガソリン抜いて下さい。抜いた後はパッキンを確認して 良く締めておいてください。

2:舵ケーブルにオイルを塗り、2,3回動かしておく。

3:ギヤオイル交換

4:ガソリンフィルタ掃除

5:グリスアップ

6:バッテリー端子外し、
  できれば充電して持ち帰り。。
どうしても面倒でやりたくない という人は、簡単なガソリン抜きだけでも やってください。
最後の釣りが終わって、エンジン内部を水洗いするときに、燃料ホースを外して、エンジンを回し、ガス欠で止まるまで回してください。くれぐれも冷却水がエンジン後部から吹き出していることを確認してください。チョット遊びに行って、帰ってきたら水洗キットが外れていたということのないように。




寒くなって、エンジンのスロー回転が
不調になっていませんか?



このキャブレターはヤマハCV30馬力のものです。

寒くなると、エンジンが冷え切ってしまい、より多くのガソリンを必要とします。
写真のスクリューはスロー回転の時の燃料の量を調整するもので、軽く閉めてから1回転と1/2 戻すのが標準です。
寒い時には、少し緩めてやると燃料が多く吸われますので、安定した回転になりますが、あまり緩めると、エンジンが暖まってからは燃料が多すぎてカブリの原因ともなります。1/8回転ずつの調整で試してみてください。
また、CV25馬力は2回転と1/8±3/4回転の範囲で調整してください。
写真のスクリュウはスロー回転の上げ下げの調整に使います。

23,30馬力のアイドリング回転数は1100回転が標準ですが、前後進にするときに、あまりガリガリ音がするようであれば、少し回転数をさげてやりたいところです。

緩めても下がらないようであればリモコンワイヤーなどリンク系統の調整が必要です。
写真のボルトは燃料を抜き取るときのドレンボルトです。
シーズンオフには、1,2ミリほど緩め、ガソリンを抜いて下さい。
水、ゴミを流すにはボルトを外してしまうと良いですが、落としてしまったり、パッキンを入れ忘れてしまう恐れがありますので、気をつけて下さい。

終わった後はキチンと締め付けておきますが、ボルトが細く中空となっているものは、折れてしまうことがありますので、注意して下さい。
一般的な2サイクルエンジンは空気の流れで燃料を吸い込んで 回るエンジンですから、気温、エンジン温度、小さなゴミなどに影響を受けやすい デリケートなエンジンです。
上の調整作業をしていても、はじめと終わり頃では条件が変わってきてしまいます。冷えたエンジンに燃料がドップリ付着し、プラグがスッカリ濡れてしまうと、いくら調整しても、正解は出なくなってしまいます。
海上で高速で走り続け、プラグが狐色にコンガリ焼けた状態が理想的ですが、いつもそうはいきませんね。年に一度はスパークプラグを交換し、釣りに行くときも、いつも経済速度ではなく、たまには5分ほど全速で走って、スパークプラグのカーボンを焼いてやって下さい。

ボート遊びは遠く離れた海上でのことですから、なるべく自分でトラブルに対処したいところです。逆に そのために エンジンの事を覚えることが楽しみにもなります。エンジンの性能も良くなり、携帯電話で教えることもできる時代になりましたので、少しずつ始めて下さい。。。。うちの経営を考えますと、仕事を頼まれた方がありがたいですが、、、、、、、