4サイクル 100馬力の
キャブレター掃除

まず、前と後ろのレバーを起こし、カバーをハズします。
フライホールカバーの上のボルトを2本抜き、後ろ端からカバーを剥がし、前端は上げないで 前に抜くようにするとハズれます。
左側の4本の黒いパイプは吸気マニホールドです。これを外すには
 更に前に 黒い吸気網カバーを3本の小ねじを緩めてハズします。吸気マニホールドは3本の黒いボルトと8本の小さいボルトで泊まっています。
キャブレターを繋いでいるリンク棒をハズし、燃料ホースをハズし、長いボルト2本を緩めると キャブレターがはずれます。
裏側に細いゴムホースをハズし、電線を抜くと取り外し完了です。
一番下のは、右のエアダンパーからのロッドもハズします。
電線の出ているのが 始動用のスターターです。寒い時には 始動用に別な燃料通路を開け、暖かくなったら閉じるものです。
スターターを3本のビスでハズし、キャブ下のカバーを4本のビスでハズします。
左の黒いのがフロートで、手押しポンプで燃料を送って、堅くなるのは フロートが浮いてきて 赤いバルブが上の矢印の通路をふさぎ燃料が 流れなくなるためです。
黒いのはタダのキャップ。下の矢印がメインジェットでここの穴径で最大出力の燃料の量が決まります。
ここにゴミが詰まると、加速時に 止まることになります。
さらに奥に 細かい部品がはいってまして、真ん中の細いのが スロー運転の担当者で、下の長いのが最大運転を担当しています。
スロー担当者には よくゴミが詰まっていますので、細い荷札の針金などで 掃除してやります。
スターターの中もエアーで吹いてやります。この状態で 左から 口で吹いてやると スッと通りぬけます。
スターターの入り口(青矢印)への燃料は、フロート室の底にある穴(赤矢印)から流れていきます。ここにゴミがたまると 燃料が行かず 始動しずらくなるのです。
組上がりますと こうなります。電線の向きが違うと 取付でぶつかります。
各ホース、線、ロッドを繋いで出来上がりです。
南陵燃料漏れがないか、十分チェックしてください。
それにしても たいへんな仕事ですね、でも、やり遂げると 気持ちがいいですよ。



追加 

F100で キャブレターの分解掃除をしても ダメであれば、このフィルターを見てください。なかなか外すところでないので 見落としがちです。
また、オイル交換したときに オイルに水が入っていたり、点検口に白いグリス状のものが ついている時は 下のように サーモスタットが開きっぱなしの時が 多いようです
上のカバーをハズし、赤矢印のボルトを2本外すと 見れます。ガスケットは入っていません。
ゴミが詰まっていたり、錆びていることがあります。