3日 ボートショーに行ってきました。その5

ボートショー会場は また 多くの中古艇業者の活躍の場でもあります。
写真は そのパンフレットの一例ですが、右上の7mのボートが49000ユーロですから 約735万円 その左25ftが39000ユーロですから 735万から585万円というところで 中古でも 結構 高いです。

前に書いた 新品価格が 日本の約2倍。中古価格は それ以上ですから 我々は 日本で ありがたいですねえ。
この業者のパンフでは 右上の6,5mで115スズキ4サイクル付きで 27500ユーロですから 412万円 左下は6.3m 21FT 115馬力船外機付きで 21500ユーロ 約320万円です。


価格が高いために ボートの欲しい人は 安い掘り出し物を捜しますが、、、、最近 中古業界では 悪質なブローカーの存在が問題になっているそうで、マリーナに出入りする修理業者や販売店を装う人が マリーナを訪れるお客様に 事菜巧みに 話しかけ 自分の所有物でないボートを 販売を依頼されているとの口実で 頭金を受け取って ドロンするとか、契約書や 領収書を造らずに トラブルになっても 保証しないとか 多くの問題に なっているようです。

そこで フランスでは 国が 規制に乗りだし 販売業者を許可制にしたそうで 店舗を持っているとか、保証金を提出させるなどして 業者の適正化に 乗りだしています。
写真の白矢印の EYBが そのマークのようで まだ 一部しか徹底していないようですが、厳しい法律のようで 違反すると そく 刑務所送還 とか 言っていました。

日本でも 船体登録制度ができて ボートに張ってある船体検査番号を 検査機構に問い合わせれば 誰でも 現在所有者を確認できるようになりました。少なくとも 船体検査証書で その業者が所有していることをことを 確認すると良いのですが、悪質ブローカーは それを見せないようです。

また、元の所有者のローン残債が残っているのを隠していたり、保管料や修理代が 残っていてトラブルになったケースもあって、注意が必要です。最近、 ヤマハが中心となって 中古艇協会が でき、会員の販売店には 中古艇査定士などの制度健全化を 進めていますが お客様が困らない 安心してボートが買える業界に なってほしいですね。。。
パリ周辺では マリーナは 見あたらず、マリンの中心は 南に下がった地中海沿岸だそうで 今回は 地中海のナポリ サンタリチア カプリ島のマリーナ ボート事情を見れました。
島へは ナポリから 船でわたります。
イタリヤの保養地 カプリ島の港です。
カプリ島は 全島 別荘地で 2千人くらいの島民が バカンスシーズンには 1万人以上になります。
島の港の地船にホンダ船外機がついていました。、
崖に張り付くように マリーナがあります。別荘地の住民のボートでしょうか。
ロープーウエイで島の頂上に昇ると 素晴らしい景色が広がります。向こうはイタリヤ半島、白いのは 別荘地です。 ローマ皇帝の別荘もあって 夏は涼しい この島で 過ごしていたそうです。 
島の反対側 憧れの地中海です。愛読書 ボライソー提督が フランス艦隊を相手に 海戦を繰り広げた舞台です。そうです。このモヤの中から 三層戦艦のマストが現れるんです。

すばらしい景色ですね。
いつか 昔のように 21FTヨットで 風任せ貧乏クルージングの 地中海めぐり が できたら いいですね。
(笑)

その6に追加

成田を離陸してから ヨーロッパへの様子です。。。。。座席には テレビ画面がついていて 映画十数本が延々と上映されます。画面を切り替えると GPS表示となり、これは やっと2時間たった画面。せっかく 千歳ー成田と飛んだのに 飛行機はまず、北へ飛び 函館沖を通って 北極圏へと向かいます。

千歳東京間の航空券代が もったいないようですが 実は 今回の成田発ツアーでは 千歳からの航空券追加料金は なんと 800円。エーっ という金額ですが 全体の飛行距離1万キロに800キロくらい増えても 変化無しということでしょうか。すごく得をした気分です。
シベリヤ上空を延々と飛びます。下方カメラ画面に切り替えると ツンドラと雪原が移り、前方画面を映すと 日没前の夕日が見えますが いくら飛んでも 変わりません。時速900キロで飛ぶということは 地球の自転の速度に近いので 太陽を追いかけることになるのでしょうか?
アルプスを越えると イタリヤ 長靴半島です。
滞空12時間。 午後1時に離陸して 着陸が午後6時 日本イタリヤは時差8時間ですから 太陽が8時間かけて移動する距離を12時間かけて飛んだので 5時間遅れたという感じです・
こちらでは 時差8時間となるので 誰かサンの 「今日は波あるかい? 船出せるかい?」 という 室蘭朝9時に掛けた電話が 夜中の1時に私の携帯が鳴って 寝ながら話していました。(笑)

一日100円のレンタル海外用携帯電話でしたが、電話番号も変わらず、普通に掛かってきて 普通に返信できました。ただ、通話料金は1分180円と高いそうで 請求書が怖いです。(笑)
コロセウムの廃墟 2000年前のものです。ベンハーの舞台です。あの熱い戦車戦の興奮がよみがえります。当時の戦士の格好をした人達が 写真撮影で稼ごうと ウロウロしていますが、警察につかまるらしく 寄ってきません。イタリヤ フランスともに 失業率が高く 若者の仕事は少ないようです。
スペイン広場、真実の口、、、、映画 ローマの休日の舞台をたずねて一日 市内を歩きました。
ローマ トレビの泉。コインを投げる時は 後ろ向きに 右手で 左肩の上から 投げると また、ここへ来れるそうです。。。。。 独身者は1枚 既婚者は2枚投げるとか、、、、、、娘が今度 来るときは 2枚投げれるように、、、、、、、 皆様 近くに どなたか、、、(笑)
シエスタの時間帯で 交雑するローマ市内。
昼食に時間をかけ、お昼寝もするという シエスタという習慣があるようで、その為に お昼に 自宅に帰るので 一日 4回の交通渋滞が有るそうです。朝の出勤時、昼の帰宅時、夕方の退社時と夕食のお出かけタイムで 市内のレストランは午後11時ころまで いっぱいだそうです。

確かに 昼食に入ったレストランでも 1時を過ぎても どんどん客が入ってきて 帰る様子がありません。夜のレストランも 夜8時頃行きましたが たくさんの人が コース料理を楽しんで ワインを飲んでいます。

日本では 毎日遅くまで残業して 家に帰っても すぐ寝るだけという生活が普通ですが、つねずね、イタリヤで なぜ そんな優雅な生活ができるのか 不思議でならなかったのですが 、、、、、わかりませんでした。



日本は 安全で 高くて 安くて おいしくて。

これは 地下鉄の改札口。キップを入れる自動改札ですが、バーの下を くぐる人や 飛び越える人が よほど 多いようで バーの下にも扉、上にも緑銀の大きな盾が付いています。
最近は パリにも 有色人種が 増え あちこちに黒人が固まっていて 添乗員は その都度 カバンを抱えるよう注意します。。失業率も高いようで 正規社員になっていない労働者は 5段階に分類され、それぞれ 安い賃金で 働いていると通訳さんの話でした。
年を取ったら どうするんですかねー・と 聞いたら 彼らも アフリカ 南米など 自分の国では 貧しくて 暮らせないので 福祉の良いフランスへ 出てきて 稼ぎ、 歳を取ったら 自分の国に 戻り 蓄えた貯金で 老後を暮らすのが 良い方法とのことでした。
運良く 正規社員に なれば もう 働かなくとも いい 良い国なのだそうです。若い人も 学歴で 収入が決まり その後は ほとんど収入アップも ないそうで ますます ヤルキの無い 社会となり、最近は コネが 横行しているそうです
パリの生活は 苦しいようで 勤め人の平均収入が230万(1578ユーロ)だそうで そこから 税金を さらに 持っていかれるそうです。ちなみに 日本は平均が470万、1000万以上は国民の7%です。
フランスは 仮に 500万の収入があっても手取りは300万だそうで しかも 住宅が高く 80m以上のマンションに 住んでいるのは 億万長者だ と 話しています。

ユーロ圏に入ったことで 他国からの投資が相次ぎ パリの不動産は 値上がりが ひどく 通訳さんの友人のマンションは 2年で 50% 一年で28%値上がりしたと 言っていました。
一般のサラリーマンは 狭いアパートで 暮らしているといいます。車も高いし ガソリンは 187円もして とても 車は持てないと 言っていました。

政府が 子供多産政策をとっているので 女性が 子供を持つと 一人 7万円くらいの 補助がでるそうで 3人も生めば 安い家賃のアパートで 子供を育てることが できるそうです。
移民の 人達も フランス滞在5年で 問題なく生活していれば 国籍をとれるようで このため、年々 外国人の入国が増えているそうです。 

このために 使われる 税金のために サラリーマンからは 所得税 住民税などが 2ケタで 引かれるようです。このため、一生懸命 働いて かせごうという人にとっては 厳しい現状で しかも ここ十数年 年収はアップしていないので 皆 ヤルキを失なっているとのこと。お役人に至っては 仕事をする気はなく、定時まで のんびり過ごしていれば良い というのが感じられると 通訳さんは話していました。

ただ、昼食に ついては 職場が負担することになっているそうで 皆 会社経費で 時間をかけて ノンビリ昼食をとるそうです。それが たまたま私たちに見えるだけのようで、逆に 夕食は 個人負担のため 経費を切りつめ、自炊も 高あがりなので 近くの安いレストランで 外食することが 多いようです。そんなこんなで 小さなレストランが 多いんですねええ。

いろいろ聞いてみると 福祉を充実させるということは 他国からの移民を呼び込むことになり、消費税も12%になり 治安も悪くなるという結果になったんですね。それぞれ 不満があっても バランスが大事なんでしょうか。

やはり 日本がいいですねえ。なにより、治安が良いです。安全がこんなに ありがたいものだとは わかりませんでした。そして 食事が おいしい。イタリヤのピザもスパも、フランスのフルコースも それほどでも なかったです。
消費税も5%だし、お役所の方も意欲があります。アパート家賃も20万もしないし、ガソリンも187円はしない。さらに さらに ボートも安いです。(笑)、、、、
今回の旅では それが つくずく わかりました。
私も文句が多くて 各方面の皆さまに 迷惑を掛けていますが、(笑)、、、今の生活を大事にして、メーカーの人や お役所に 頼らず、皆で協力して 良い環境を作っていきたいですねえ。なんとか 子供たちの時代にも 多くの人が ボートを持って 遊べるような環境が 残っているように がんばりましょう。